会社員だろうが経営者だろうが、学生だろうが、ここ数年は
「意識高い系」というなんとも形容し難い表現手法が出てきました。
不思議なことに、その使われ方について下は小学生から、上は管理職にまで及んでいるようでして。
「○○くん、意識高い系だからね〜」
「○○部長、意識高い系だからさ」
といった具合です。
そもそも、ここでいう「意識」というのはどこに向けられているものなのだろうか。事業を経営している立場の僕としても、こういったシーンは散見するのだけど、正直その意味はよくわかっていません。からかっているだけではないケースもあったりするので。
ただ、あまり気持ちのいいものではありません。
結果が伴っている意識高い系の人間なら、その嗅覚こそがまさしくヒットしているワケなので、周りにとやかく言われる必要はありません。一方、結果が伴っていない意識高い系は、もはやただの放言癖のきらいがあるので問題外でしょう。
では、いつから意識高く生きることが、人にいじられる様なことになったのでしょうか。
どう考えても、字面だけとっても素晴らしい生き方だと思うのですが。
例えば、、、 今考えると、かつて学生時代の英語の授業で単語の発音がいいというだけで何故か嘲笑の対象となった記憶がある人は、「意識が高い」と思われていたのかもしれません(笑)
嫉妬なのか。自分の交友関係のテリトリーから離れてしまうのが嫌だから批判するのか。
このあたりは日本人特有のセンスなのかも知れませんね。
そんなことをしている一方で、世界ではものすごい勢いで「意識高い系」の人々がたくさんのイノベーションや社会貢献を実行しています。グローバル基準で考えると、日本人同士でこんなくだらない謎の罵り合いをしている場合ではないのです。こうしている間も、日本は世界の意識高い人たちに生活の基盤を支配されていっています。
かつて、世界を席巻したソニー、トヨタ、シャープ、東芝。
さて、20年後にどうなったでしょうか。
Google、Apple、Facebook、Amazon。
俗に「GAFA」と呼ばれる世界の超絶意識高い四天王がこの星を支配している様なものです。
普段の生活においてありとあらゆるものがグローバルスタンダードで動いているので、これからは何事も世界基準で考えていかねば、とてもじゃありませんがメンタルが持ちません。
ここで、表題の通り、よく意識の高さについて意味もなくDisられがちなあなたに、僕が良く使うアドバイスを。
「君、意識高い系だからなぁ〜」と意味もなく鼻で笑われたらこう返してあげればいいんです。
「俺が意識高い系だったとしたら、君は何系なの?」と。
意識高い系。最高じゃないですか。
少なくとも意識低い系より一億倍マシです。
その代わり、結果に繋げられるパフォーマンスを日々心掛けましょう。
世界で活躍している日本人をイメージしてみてください。
ブラウザ越しに、新聞越しに、スマホ越しに、世界を見ていこう。
大丈夫。意識は高くて、何の問題ありません。
あなたは既に、世界標準なんですから。
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