※このブログの文末には、文章を書く上でこれから重要になってくる考え方を書いています。
"読まれる文章"と"伝わる文章"は違う。
あなたがSNSなどで様々な投稿をする際、「どう書いたら相手に伝わるか?」と考えながら文章を書いていませんか?
その考え方を持っているだけでも、あなたは書き手として既にスタートラインをきっています。そう、読み手目線になって書かれた文章こそが、相手の心を掴むのです。
「俺が____」「私が____」「我が社が____」
そんなフレーズに溢れた文章は、誰もが驚くような発表や、商品ではない限り、最終的には人に読まれていきません。誰もが自分の事を知って欲しい、観て欲しいと語りがちですが、実は第三者はあまりあなたの事に興味を持っていないのが現実です。残念ながら・・・。(あなたがメディアによく出るスターならば話は別ですが。)
ここで、弊社の中心的サービスであるコピーライティングについてお話します。
コピーライティングの質によって、モノの興味の持たれ方には圧倒的な差が生じるのはご存知かと思います。良いコピーを書くための基本的なプロセスをお教えしましょう。
こちらの図にある通り、最初の時点で伝える目的が定まっていない文章は、結構な確率で支離滅裂で自己満足な文章になってしまいます。下手をすれば、小学2年生が書く作文よりも伝わるレベルは下回ってしまうほどです。誰にでも出来そうな道筋ですが、意外にもこれが出来ていない広告や宣伝用のダイレクトメールが多いのも現実なのです。
(例)________
目的→富士山の山頂で美しい御来光を観たいが、1人では不安なので誰かを誘いたい。
何を→登山パートナー募集
誰に→嫌な顔一つせず自分の登山に付き合ってくれる気持ちの良い人、友人
どう→富士山でしか観られない日の出を観に行こう。なぜなら雲の上から見下ろす太陽の美しさと言ったら、涙が出てくるほどらしいよ。登山費用も私が持つから一緒に行こう。
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個人ブランディング時代の伝え方
しかし、様々な業種の会社の広告コピーの顧問を引き受けている弊社は、最近ある兆候を発見しました。
それは、「どんなに良いコピーがあっても読まれなくなって来ている。」と言う現実です。コピーライティングを生業としている様な会社がこんな事を言ってしまうのもどうかと思いますが、時代のトレンドは大きく変わりつつあります。
説明します。
人に直感的に見てもらう、読んでもらうために発達したSNSが、今までの文章による伝え方を変えてしまいつつあるのです。それは、「人間力」や「存在感」です。
あなたが普段使っているSNSを思い起こしてみて下さい。Facebookなら「シェア」、Twitterなら「リツイート」など、インフルエンサーと呼ばれる社会的に影響力や発言力を持っているユーザーが共感した途端、その投稿はあっという間に拡散する事は珍しくありません。
道で知り合った知らないおじさんが教えてくれるカレー屋。
グルメで知られる芸能人が「ココだけは行っておけ!」とおすすめするカレー屋。
あなたはどちらに行きたいでしょうか。
つまり、人間力や、社会的に存在感を持てる個性をライティングに盛り込む事が、情報が飽和している現代社会の隙間をくぐり抜けて、まだ見ぬ読み手に伝わる最新の手段となりつつあります。
”「俺が____」「私が____」「我が社が____」”を散りばめるな。
と、冒頭にお話した内容と矛盾してしまう様ですが、話は違います。あなたやあなたの会社が、人に興味を持ってもらえる様な前提を作れる様になって下さい。という事です。
よく、「コピーライティングやデザインさえ良ければ、どんなモノでも売れる。」と仰る方がいますが、私たちはそう考えていません。人や、商品や、アイデアやイベントが素晴らしいモノであると言う大前提が、結局は全てです。当社は、道端に落ちている空き缶を1万円で売る自信は持ち合わせていません。
今回のブログでは詳しい説明はしませんが、個人ブランディングの時代がいよいよ到来しています。一人一人がメディアであり、顔出しもバンバン可能なブランドとなりつつあります。今では当たり前となっていますが、多くの人が実名でネット上で発信する社会など、10年前に誰が想像した事でしょうか。
伝えること。伝え方も重要です。
しかし、伝えるあなた自身が誰であるか、という事も見逃せない要素なのです。
重要なのは何もメディアに出ろ、誰もが知る有名人になれ、と言っているわけではないというポイント。
文章や動画など、WEBを通して量産する事により、「どんなモノの考え方をしている人なのか」「どんな事を知っている人なのか」「どんなメリットを読み手に与えられる対象なのか」という事を普段から社会に伝えて行く事が重要です。
せっかく自分の言う事を素直に表現できる自由な時代です。 あらゆるメディアを駆使して、自分や自社がどういった存在なのかを積極的に発信していきましょう。絶え間ないタフなアウトプットの連鎖が、伝え方の前の下準備です。
広告発信を効率的に行いたい方は、フォームよりいつでもご連絡下さい。
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